J-popトレンド

今年も、あらゆるジャンルのミュージシャンたちが、数々の素晴らしい新曲をリリースしました。CHAI、AAAMYYY、んOonといったアーティストたちが出す新曲は、飛ぶように過ぎてく月日の中においても次第にその人気を高めています。あっという間に一年が過ぎ去ってしまったかのように感じている方もいるかと思いますが、ご安心ください。2021年にリリースされたトップクラスの新曲を一挙ご紹介します!

AAAMYYY – Elsewhere

サイケ・ロッカーTempalay の作曲とシンセサイザーを担当しているAAAMYYYが、「Annihilation」をリリースしました。これは彼女の2作目のフルアルバムとなります。同アルバムでは、ロック、ソウル、エレクトロ・ポップを織り交ぜ、生と死というものを様々な形で辛辣に見つめています。さらに、完全バックバンド付きとなっており、これが電子録音によるデビューアルバムと異なっている点です。ちなみに、1曲目「Elsewhere」というメランコリーな曲で始まります。

んoon – Sniffin’

んoon は東京を拠点とするバンドで、2014年に結成されました。2018年と2019年にEP盤を発表し、toe などの著名なアーティストたちとのコラボを経て、彼らにとって3作目のEP盤「Jargon」にて、シングル「Sniffin’」をリリースしました。「Sniffin’」は1曲の中で多くのジャンルをクロスオーバーしており、んoonの名に恥じない出来栄えとなっています。同曲は、前半の熱狂的なネオ・ソウルがピークに達したかと思いきや、突如としてジャズ・フュージョンっぽいグルービーな曲調に変わり、ふと穏やかなそよ風に吹かれたような感覚を覚えます。

34423 – 34423

愛媛県出身のエレクトロニック・ミュージシャン34423は、子供の頃から電子音楽を演奏しており、やがてダークでヘビーなリズム制作を手がけるプロデューサーとして人気を高めるようになりました。彼女の現在のアルバム「Logos UI」は暗く陰鬱な曲で、大比良瑞希やermhoiといったアーティストたちとコラボしたものです。2013年にリリースされた彼女のデビューアルバムは、2018年公開のヒット映画『トウキョーノワール』のために作曲されました。

ermhoi – Mountain Song

アイルランド人と日本人のハーフであるソリストermhoは、多忙を極めたこの年に最新アルバム「Mountain Song」をリリースしました。ermhoi はかつて、Black BoboiとMillennium Parade でメンバーだった過去があり、「Mountain Song」は以前の作品以上に彼女の作曲における才能の絶妙な一面をのぞかせています。彼女は弦楽器やパーカッションを非常にうまく使いこなすことで知られており、いつも驚くほどオーガニックな曲風に仕上げます。